中華料理の基本である鶏がらスープと豚肉のスープ、これらの栄養価値と使い方、そして基本レシピについてご紹介します。
高湯の深い旨みと豊かな風味を持つ、中華料理の要とも言えます。それぞれだしの作り方や栄養価値、基本レシピと活用法をご紹介します。
鶏がらスープと豚肉スープの栄養価値
鶏がらスープと豚肉スープは、中華料理において、とても重要な栄養源です。
鶏肉で作ったスープの栄養効果
鶏の肉は鶏スープの主要な成分であり、良質なタンパク質やミネラルを豊富に含み、ビタミンB群も含んでいます。体力を増やし、エネルギーを供給するのに役立ちます。
鶏の骨は鶏スープの重要な部分であり、コラーゲンとカルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラルを含んでいます。これらの成分は骨と関節の健康をサポートするのに役立ちます。
豚肉で作ったスープの栄養効果
豚の骨は豚骨スープの主要な成分であり、コラーゲン、カルシウム、リンなどのミネラルを含んでいます。これらの成分は骨と関節の健康をサポートするのに役立ちます。豚肉の栄養素が溶け出しており、たんぱく質やビタミンB群、鉄分などが含まれています。
これらのスープは、体力の回復や免疫力の向上にも役立ちます。
使い方
鶏がらスープと豚肉スープは、中華料理のさまざまな料理で広く使用されています。
鶏がらスープは炒め物や煮物、スープヌードルのベースとして利用され、料理に深みとコクを与えます。
豚肉スープは炒め物や煮込み料理、麺類などで活用され、豚肉の風味と旨みを引き出します。
また、両方のスープは独自の味わいを持つため、調味料やスパイスと組み合わせることでさまざまな料理のバリエーションを楽しむことができます。
まとめて作っておいて、小分けにして冷凍保管すれば、いつでも本格的で栄養たっぷりのスープを楽しめます。それでは早速、作り方をみてみましょう!
基本レシピ
鶏がらスープの基本レシピ:
材料:
・鶏がら:500g(or鶏肉を一緒に入れてもOK)
・水:2リットル
・生姜:1かけ(スライス)
・ネギ:緑の部分
・玉ねぎ:1個(皮付きのまま)
作り方:
1. 鍋に水を入れて沸騰させます。
2. 鶏がら、ネギ、生姜、玉ねぎを鍋に加え、中火で20〜30分煮込みます。
3. 泡や浮き上がったアクを丁寧に取り除きます。
4. 弱火にしてさらに1時間煮込みます。
5. スープを漉し器やガーゼなどで濾します。
6. 出来上がった鶏がらスープを使いたい料理に合わせて活用します。
豚肉スープの基本レシピ:
材料:
豚肉の骨:500g(どの部分の骨でもOK、なければ脂身の少ない塊り肉でもOK)
・水:2リットル
・生姜:1かけ(スライス)
・ネギ:1本(長さを半分に切る)
作り方:
1. 鍋に水を入れて沸騰させます。
2. 豚肉の骨、生姜、ネギを鍋に加え、中火で1時間煮込みます。
3. アクを取り除きながら、弱火でさらに1時間煮込みます。
4. スープを漉し器でこすり、澄ませるためにガーゼなどで濾します。
5. 出来上がった豚肉スープを使いたい料理に合わせて活用します。
プラスワンポイント
香味野菜(にんじん、セロリ)などを入れてもOK!!スープに優しい野菜の甘味が増し、より香りの豊なだしスープに仕上がりますので、是非、試してみて下さい。
活用法
じっくり煮込んだだしスープを冷凍しておけば、いつでも簡単に美味しいスープや料理ができます。
例えば、野菜炒めや煮込み料理の水をだしスープに変えれば、自宅でもレストラン並みの美味しい食事を楽しめます。
また、だしスープを作る際に、余る鶏がらや鶏肉、豚肉を天日干しやフードドライヤーで水分がなくなるまで乾燥させて、ミキサーで粉末になるまでかければ、保存可能な粉末だしになります。
これらが基本の中華だし(高湯)の作り方と使い方です。自家製のスープを使用することで、中華料理の味わいを一層深めることができます。ぜひ、自宅での調理に取り入れてみてください。
このブログで紹介した基本中華だしスープの活用レシピもアップしますので、
よかったら、チャレンジしてみてください!!