今回は自家製調理油についてお話ししたいと思います。自家製調理油を活用して、料理の味をワンランクアップしましょう。
自分で調理油を作る？って聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実はとても簡単です。自分で作ることで、添加物や保存料が入っていない無添加の調味料が手軽に手に入るからです。
無添加の調味料を使うことで、健康的な食生活を送ることができます。自家製調理油のメリットと各種類、動物性油の代表的なものと栄養成分、自家製調理油の作り方やレシピ、保存方法について解説します。自家製調理油の活用法を知って、手軽に栄養価の高い美味しい料理を楽しみましょう。
今回は、ネギ油、鶏油、ラードの作り方と、その使い方について紹介します。さらに、無添加の重要性についてもお話しします。健康的な食生活を送りたい方、ぜひこの記事を読んでみてください。
自家製調理油は注目されている調味料の一つです。自宅で手軽に作ることができるため、多くの人が試しています。
まず、自家製調理油の種類や性質、そして動物性油と植物性油の違いなどを解説していきます。 自家製調理油とは自宅で作ることができる調味料です。主に植物性油や動物性油を使って作られます。一般的に市販の調理油は添加物が多く含まれているに対し、自家製調理油は体に有害な添加物のない無添加調味料ができます。
自家製調理油の種類はさまざまな種類があります。例えば、オリーブオイルやサラダ油、ごま油などの植物性油、そしてラードや鶏油などの動物性油が挙げられます。自家製調理油を作るときには、原料によって作り方や風味が大きく異なるため、自分好みで使い分ける工夫が必要です。
自家製調味油といえば、植物性油のナッツオイルやごま油が多く挙げられていますが、実は自家製調理油には、動物性油も使われます。
動物性油は、肉や家禽、魚などの動物性の脂肪を原料として作られます。植物性油と違い、脂肪酸の分子量が大きく、食感が良く、風味が濃厚であるため、食欲をそそられます。 代表的な動物性油には、鶏油、ラード、羊脂、牛脂、魚油などがあります。これらの動物性油には、植物性油には含まれない栄養成分が含まれています。例えば、鶏油には、ビタミンEや必須脂肪酸が豊富に含まれています。 しかし、動物性油には欠点もあります。飽和脂肪酸の含有率が高いため、過剰摂取すると体内に蓄積され、健康に悪影響を与える可能性があります。
また、加熱すると分解しやすく、酸化しやすいです。自家製調理油においても、動物性油を使う場合は、適量を守り、保存方法にも注意することが大切です。素材と調理法を考慮しつつ、バランスの良い食生活を心がけてください。
自家製調理油の最大のメリットは、無添加であることです。また、好きな材料を使って作ることができるため、自分好みの風味を楽しむことができます。市販の調理油には、保存料や着色料、香料などが添加されていることが多いですが、自家製調理油には余計な添加物が一切含まれないのも、その魅力の一つです。
自家製調理油のレシピと活用法
自家製調理油は、様々な味わいや栄養成分があるため、様々な料理で使用できます。自家製ネギ油は、豊かな風味と香りがあるため、アジア料理には欠かせない調味料です。
ネギ油
ネギ油は、中華料理のイメージが強いですが、実は料理ジャンル問わず、かなり使いやすい調味料の一つです。市販のものには添加物が多く含まれていますので、自家製のネギ油を作ることで、美味しさと健康に配慮した料理が楽しめます。
必要な材料は、ネギ(緑の部分)とお好みの油だけです。
オプションとして香り付にホール黒胡椒と皮付き玉ねぎを入れてもOKです。全ての材料を油に入れ、弱火でじっくりと香りが出るまで、目安としてネギの表面が少し焦げ目が付きはじめる加熱すれば完成です。冷まして瓶詰めするだけです。
自家製のネギ油を使うことで、和食はもちろん、洋食や中華料理にもアレンジできます。冷奴に垂らす、焼肉のたれ代わりにする、炒め物に使うなど、使い方は自由自在です。是非、自分流の美味しいネギ油を作ってみてください。
鶏油(ジーヨー)
「鶏油」と聞いてもピンとこない人もいるかもしれないが、料理の味や風味をアップしてくれると人気が急上昇しているんです。自分で作れば、添加物も入れずに、健康的に料理を楽しめます！
必要な材料は、鶏肉の脂身or鶏皮だけ！です。あとは臭み取りや香り付けに生姜とネギを追加してもOK！！
まずは鶏皮をお好みのサイズに刻んで、水を加えた鍋で下茹でします。軽く火が通り、アクがとれたら、フライパンに移して、弱火から中火で火にかけます。
手軽に作れる鶏油は、野菜炒めや白身魚、イカなど、どんな食材にも合わせやすく、だし代わりにも使えます。香り高い鶏油を使って、料理をワンランクアップしてみてください！
自家製鶏油は、旨味が豊かでコクのある味を出すことができます。鶏肉や野菜の炒め物、スープなどに加えることで、味を引き立てます。
ラードの作り方
ラードは、中華圏では昔から、よく使われている調理用油で、お肉料理やパン作りなどに幅広く使われる調理油です。ラードを使った料理はコクとうま味をアップするので、最近ではスープ―でも気軽に入手できますが、自家製のラードを作ることで、添加物の入っていない安心できる食べ物が手軽に作れます。
必要な材料は、豚の脂身と水だけです。
作り方は二通りあり、豚の油を蒸して、ラードのみ取り出す方法と、プライパンを使って、脂身と少量の水を弱火で加熱して、油を煎り出す方法です。どちらでもできますが、脂身が溶け出してキレイな透明色になれば、ＯＫです。そこで火からおろし、そのまま冷ますと完成です。
冷ましたたラードはジャム瓶に入れて冷蔵庫で保存することができます。 自家製のラードは、市販されているものと比べて使いやすく、料理の味わいが深まります。是非、一度作って試してみてください。
まだ自家製ラードは、独特の風味とコクがあり、パンやクッキーの材料として使われることがあります。
以上のように、自家製調理油は、調味料としてだけでなく、パン作りやクッキー作りにも活用できます。自分の好みに合わせ、加える食材を変えたり、量を調整したりすることで、自分だけのオリジナルの味を作り出せます。何よりもいつもの料理に自家製調理油を少し加えるだけで、市販されている添加物だらけの旨味調味料なくても、ちゃんと旨味とコクのある料理が出来上がります。
自家製調理油の使い方
自家製調理油は、家庭料理をワンランクアップさせるのに最適です。野菜料理には、ネギ油がおすすめです。ネギ油を使えば、ヘルシーな野菜が驚くほど美味しくなります。お肉料理には、鶏油を使いましょう。鶏油を使うと、お肉の旨みがより引き立ちます。そして、麺類にはラードを使いましょう。ラードを使うと、よりコクのある味わいに仕上がります。 無添加の調理というのは、とても重要です。無添加の食材を使うことで、体にも優しく、美味しい料理を作ることができます。無添加の食材選びには、新鮮なものや、旬のものを選ぶことがポイントです。また、様々な添加物が使われている調味料や素材には、注意が必要です。 自家製調理油は、無添加で作ることができるので、健康にも良く、美味しい料理を作ることができます。野菜料理にも、お肉料理にも、麺類にも使うことができるので、調理に使う種類を選ぶ楽しみもあります。これからも、自家製調理油を使いながら、健康的な食生活を送りましょう。
自家製調理油の保存方法
自家製調理油は、あなたの料理を一段とおいしくしてくれます。しかしながら、自家製調理油を保管する際にはいくつかの注意点があります。 自家製調理油の賞味期限は、市販品よりも短くなります。手作り調理油は、添加物が含まれていないため、酸化しやすくなっています。一般的には、油を作ってから2週間以内に使い切ることがおすすめです。 自家製調理油を長期間保存するには、適切な方法をとる必要があります。まず、自家製の調理油は常温の状態で保存しないでください。オリーブ油、アボカド油やナッツオイルといった植物性油は、冷暗所に保管することが重要です。一方、豚脂肪を使った自家製ラードや鶏皮を使った自家製鶏油は、冷蔵庫に保管する必要があります。こうすることで、調理油の風味や栄養価が保たれます。 自家製調理油を使い切れない場合は、小分けにして冷凍保存すると良いでしょう。きちんと保存すれば、半年から1年以内で使用することが可能です。冷凍庫に保存する際には、密閉性の高い袋や容器に入れ、使用する前にしっかりと解凍してください。 自家製調理油は、作り置きしておけば非常に便利です。しかし、自家製調理油は添加物フリーである代わりに、時間がたつと酸化の進行が早まります。自家製調理油の賞味期限を守り、上手に保管することをおすすめします。
おわりに
自家製調理油を使用することで、健康的でおいしい料理を楽しむことができます。自分で作ったネギ油、鶏油、ラードは、添加物が入っていないため、よりオーガニックな食材の味を引き出すことができます。これらの調理油を使って、野菜料理、お肉料理、麺類など、あらゆる料理がワンランクアップします。自家製調理油を取り入れることで、毎日の食生活が健康的で楽しくなります。これからも自分で調理油を作って、オーガニックな食生活を送りましょう。
